漫画「メタモルフォーゼの縁側」がすっごくよかった~。
読み始めは漫画アプリで、無料で読んでいたのですが、途中から課金しないと読めなくなってしまうんですよね(汗)なので、レンタルショップで借りてきました。
75歳の市野井雪と17歳の佐山うららが、BL漫画を通して交流を深めていく漫画です。
人付き合いの苦手なうららが、ひょんなことからBLに興味を持った雪とBL話で盛り上がったり、次第に漫画を描くようになったり。年齢も立場も全然違う二人の友情の物語です。
雪目線で読むと、孫くらいの子と仲良くなるって、本当に刺激的で嬉しかっただろうな。想像だけど、きっと日々が色鮮やかになっていったろうなと。BLを驚きつつも、すんなり受け入れる柔軟な心も優しい心遣いも本当に素敵な人だったなぁ。
腰が痛そうにしてるところとか、硬いカボチャが包丁で切れないところとか、なんだか母を見ているようで、時々切なくなる場面もあるけれど、老いてもなお精力的な雪には力をもらえるし、自分もこうなりたいな。人に優しく穏やかで、好奇心を忘れない。
歳の離れた2人ですから、今後ずっと交友があるかはわかりません。ものすごく限られた時間を一緒に過ごしただけかもしれないけれど、濃厚すぎるこの時間は、きっと一生二人の心に残るんだろうなとしみじみ。
優しさや、瑞々しさ、17歳の若さゆえの葛藤、いろいろ詰まっていて、人生やりたいことやったもん勝ちだなと思いましたね。
脇役を含めて、み~んな優しい人ばかりで、自分もこんな世界で暮らしたいと思いました。せめて自分はそちら側でいたいな。
好きなことがあって、一生懸命にやるべきことをやっている姿には胸を打たれ、自分の好きに正直になろうと思えるような心に残る漫画でした。
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